表現

以下に、子供におやつを食べないでというメッセージが2つあります。

「お母さんが帰るまで、おやつを食べないでね。」

「お母さんが帰ったら、おやつを一緒に食べようね。」

 

それぞれの言い方をした時に、お母さんが帰るまでに、おやつを食べる確率はどちらが高くなると思いますか?

答えは最初の「お母さんが帰るまで、おやつを食べないでね。」のほうが、圧倒的におやつを食べる確率が高くなります。

 

なぜ?と思うかもしれません。

理由は簡単です。

「脳は、主語に引きずられる。」

「脳は、否定語を理解できない。」

 

2つのおやつの表現を、少し省略して表現します。

「おやつを食べないでね。」「おやつを食べようね。」

皆さんだったら、どちらを受け入れますか?

 

子供に限ったことではありません。大人もそうです。

大人でも、遅刻常習犯がいたりします。「責任感の欠如だ!」や「学生気分が抜けてない!」と叱りたくなります。その通りですね。

その遅刻常習犯を、叱ることは構いませんが、それだけで終わると叱られるほうも叱るほうも全く進歩がありません。

なぜなら、遅刻した出来事に対して、人物評価をしているに過ぎません。

遅刻の原因にも触れていないし、あるべき状態(就業時間までに出社する)にも触れられていません。

そもそも、上司であるあなたは、

遅刻常習犯に、どういう状態になってほしいのか?

 

「なぜ、君はいつもいつも遅刻するんだ!?」と理由を問いただしても、ろくな答えは返ってきません。

そもそも、遅刻は悪いことだと誰しも分かっています。それでも、遅刻して叱られているのに、「寝坊しました」としか答えようがありません。

「だから、なぜ寝坊したかを聴いてるんだ!」といったところで、「飲みすぎました」か、飲んでない人は無理やり「眠れないんです。」みたいなことしか帰ってきません。

飲みすぎたとは、言いにくいですよね。「眠れないんです。」という答えが返ってきたら、上司のあなたはどのように指導しますか?

 

話が広がる前に元に戻します。

社会人でも小学生でも「遅刻するな!」ではなく、「時間通りに来い!」

「なぜ、遅刻するんだ?」と聴くのでなく、「どうやったら時間通りに来れるんだ?」

 

遅刻する人には、遅刻という言葉は厳禁です。

大抵の場合、「肯定的な表現をする」のがポイントです。

そして、「時間通りに」という表現は、あるべき姿を示しています。

 

「なぜ、毎月毎月未達成なんだ!」ではなく、「どうやったら、予算達成できると思う?」に切り替えましょう。

上司のミッションは、部下を使って最大限の業績を上げること。

その為に、部下に最大限能力発揮してもらい、日々の業務を通じて成長してもらうことで、より大きな仕事をしてもらうことですよね。

そのサポートが上司の仕事。

 

出来ることなら、「健やかで、人間思いの素直な子どもとして成長してほしい」

というのが、親の願いですよね。

わざわざ、子供を叱るシチュエーションを親が作る必要もなければ、叱るほうも叱られるほうも、イヤな思いはしたくないですよね。

 

表現にこだわりましょう!!

営業での表現については、また別のページでご紹介します。

 

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